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介護業界で働きたいと考えたとき、「介護の資格にはどんなものがあるの?」「未経験でも取得できる資格は?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
介護の資格には、未経験から取得できる入門資格から専門資格、国家資格までさまざまな種類があります。資格を取得することで知識や技術が身につくのはもちろん、就職・転職やキャリアアップにも役立ちます。
この記事では、介護業界で活躍するために知っておきたい資格の種類や特徴、おすすめの資格についてわかりやすく解説します。
介護資格を取得するメリット
介護業界では無資格でも働ける職場がありますが、資格を取得することで多くのメリットがあります。

専門知識・技術を身につけられる
介護に関する基礎知識や介助技術を体系的に学ぶことができます。利用者に安全で質の高いサービスを提供するためにも、資格取得は大きな強みになります。
就職・転職で有利になる
介護業界は慢性的な人材不足が続いており、資格保有者は即戦力として評価されやすくなります。資格を持つことで応募できる求人の幅も広がります。
キャリアアップや収入アップにつながる
資格手当が支給される職場も多く、また上位資格を取得することで役職や専門職へのステップアップも目指せます。
主な介護資格の比較一覧
介護資格にはさまざまな種類があります。まずは代表的な資格を比較してみましょう。
【例】
| 資格名 | 難易度
(目安) |
取得方法 | 受験・ | 取得期間
(目安) |
活躍できる主な職場 |
| 介護職員初任者研修 | ★ | 研修 | なし | 1〜4か月 | 介護施設・訪問介護 |
| 実務者研修 | ★★ | 研修 | なし | 1~6か月 | 介護施設・訪問介護 |
| 介護福祉士 | ★★★ | 国家試験 | あり | 1~3年(実務含む) | 介護施設全般・訪問介護 |
| ケアマネジャー
(介護支援専門員) |
★★★★★ | 筆記試験 | あり | 5~8年(実務含む) | 居宅介護支援事業所・
介護施設 |
| 主任ケアマネジャー | ★★★★★ | 研修受講 | あり | 3~5年(実務含む) | 地域包括支援センター・居宅介護支援事業所 |
| 社会福祉士 | ★★★★ | 国家試験 | あり | 9か月~5年 | 福祉施設・医療機関・
行政機関 |
| 精神保健福祉士 | ★★★★ | 国家試験 | あり | 6か月~5年 | 医療機関・福祉施設 |
| 福祉用具専門相談員 | ★ | 講座 | なし | 1週間〜2か月 | 福祉用具貸与・販売
事業所 |
| 同行援護従業者
養成研修 |
★ | 研修 | なし | 数日〜1か月 | 障害福祉サービス事業所 |
| 行動援護従業者
養成研修 |
★★ | 研修 | なし | 数日〜数週間 | 障害福祉サービス事業所 |
| 強度行動障害支援者養成研修 | ★★ | 基礎研修・
実践研修 |
あり | 3日~6日 | 障害者支援施設・
グループホーム |
| レクリエーション
介護士 |
★ | 講座・試験 | なし | 数日〜数か月 | 介護施設・デイサービス |
| 認知症介助士 | ★ | 通信講座
または試験 |
なし | 2~3か月 | 介護施設・医療機関 |
※難易度は一般的な目安です。
目的別おすすめ資格

未経験・無資格から取得しやすい介護資格
「介護職員初任者研修」
資格の特徴・取得メリット
介護職員初任者研修は、介護業界への第一歩となる資格です。介護に必要な基本知識や介助技術を学べるため、未経験から介護職を目指す方の多くが受講しています。
「介護の資格はたくさんあって何から取得すればいいかわからない」という方は、まず介護職員初任者研修から始めるのがおすすめです。介護の基礎をしっかり身につけることで、その後の実務者研修や介護福祉士などのキャリアアップにもつながります。
こんな方におすすめ
- ●介護職に興味がある
- ●未経験から介護業界に挑戦したい
- ●基礎から介護を学びたい
実務者研修
資格の特徴・取得メリット
介護職員初任者研修の上位資格にあたります。医療的ケアや介護過程の展開など、より専門的・実践的な内容を学べるため、スキルアップを目指す介護職の方に人気です。介護福祉士国家試験の受験要件で、介護福祉士の取得を目指す方には最重要。サービス提供責任者として働くための要件のひとつでもあります。
初任者研修修了者はもちろん、無資格でも受講可能です。
こんな方におすすめ
- ●介護福祉士を目指したい
- ●よりスキルアップしたい
●より専門的な知識を身につけたい
国家資格として人気の介護資格
介護福祉士
資格の特徴・取得メリット
介護分野で唯一の国家資格です。介護の専門知識や技術を証明する資格として高く評価されています。取得後は現場の中心的存在として活躍できます。
主な業務は身体介護、利用者と家族への助言、後進指導・育成など。就転職の選択肢が広がるほか、資格手当による収入アップ・管理職へのキャリアアップも。ケアマネジャー(介護支援専門員)などの上位資格を目指すなら、ぜひ取得を。
主な仕事内容
- ●身体介護
- ●生活援助
- ●後輩職員の指導
- ●利用者や家族への助言
こんな方におすすめ
- ●介護業界で長く活躍したい
- ●専門職としてさらに成長・深化したい
- ●収入・キャリアアップを目指したい
-
社会福祉士
- 資格の特徴・取得メリット福祉に関する相談援助を行う国家資格です。「ソーシャルワークの専門職」として、高齢者や障害のある方、生活困窮者、児童やその家族らの相談に対し、利用できるサービスや制度などを提案。関係機関と連携しながら幅広く支援します。活躍の場は社会福祉施設・協議会や地域包括支援センター、医療・行政機関など。現場での介護にも携われますが、相談対応や調整が主な業務となります。
活躍できる職場
-
- ●福祉施設
- ●病院
- ●地域包括支援センター
- ●行政機関
-
精神保健福祉士
資格の特徴・取得メリット
精神疾患や心の不調を抱える方と、その家族を支援する国家資格です。メンタルヘルスソーシャルワーカー(MHSW)※とも呼ばれ、高い専門性を基に、医療・福祉・就労・教育などさまざまな面から利用者の社会復帰や地域生活をサポートします。
取得後は病院、障害福祉サービス事業所、地域活動支援センター、教育機関など医療・障害福祉分野を中心に幅広いキャリアを築くことができます。
活躍できる職場
- ●障害福祉サービス事業所
- ●就労継続支援事業所
- ●スクールソーシャルワーカー関連機関
介護福祉の定番資格
ケアマネジャー(介護支援専門員)
利用者一人ひとりに合わせたケアプランを作成し、介護サービスの調整を行う専門職です。
介護職として経験を積んだ後のキャリアアップ資格として、高い人気があります。
主任ケアマネジャー
ケアマネジャーの上位資格です。十分なケアマネ経験と研修を積み重ねた専門職として、困難事例への対応や管理者業務、地域のケアマネへの指導・助言なども行います。
専門分野で活躍できる介護・福祉資格
福祉用具専門相談員
車いすや介護ベッドなど、利用者の身体状況や生活環境に合わせた福祉用具を提案する専門職です。
福祉用具貸与・販売事業ほか、ムセンターやドラッグストアの福祉用具コーナーなど、地域の身近な場所にも活躍の場が広がっています。
同行援護従業者養成研修
視覚障害のある方の外出を支援するための資格です。
カリキュラムの改正で、公共交通機関の利用支援など、さらに実践的な内容が学べます。主な職場として同行援護事業所、居宅介護事業所、障害福祉サービス事業所などがあります。
行動援護従業者養成研修
知的障害(知的発達症)や精神障害のある方の行動や外出をサポートするための資格です。
行動援護の利用者数・事業所数は増加傾向で、行動援護事業所や訪問介護事業所、障害者グループホームなどでニーズが高くなっています。
強度行動障害支援者養成研修
強度行動障害のある方への支援方法を学ぶ研修で、障害福祉分野で高い需要があります。
自閉スペクトラム症の特性の理解など、介護分野では学ぶ機会の少ない内容のため、介護職としての対応力も向上します。
レクリエーション介護士
高齢者向けレクリエーションの企画・運営に関する知識を学ぶ資格です。
近年はQOL向上の観点からレクリエーションの重要性が浸透しており、取得過程で養われた企画力やコミュニケーション技法を活用できます。
認知症介助士
認知症の方への適切な接し方や支援方法を学びます。公益財団法人日本ケアフィット共育機構が認定する民間資格で、医療・福祉の領域に限らず、一般企業や小売サービスの現場での接遇・応対にも活用できます。
近年はQOL向上の観点からレクリエーションの重要性が浸透しており、取得過程で養われた企画力やコミュニケーション技法を活用できます。
よくある質問
Q.介護資格のキャリアパスについて教えてください
A.介護業界では、資格を段階的に取得しながらキャリアアップしていくケースが一般的です。

まずは介護職員初任者研修で基礎知識を学び、実務経験を積みながら上位資格を取得していくことで、専門性や収入アップにつながります。
- Q.自分に合った介護・福祉資格はどのように選べばよいですか?
- A.資格選びに迷った場合は、将来どのような働き方をしたいのかを基準に考えるのがおすすめです。
- ●介護現場で働きたい → 介護職員初任者研修・実務者研修
- ●国家資格を取得したい → 介護福祉士
- ●相談業務に興味がある → 社会福祉士・ケアマネジャー
- ●障害福祉分野で活躍したい → 同行援護従業者養成研修・行動援護従業者養成研修
- ●福祉用具に興味がある → 福祉用具専門相談員
このように、自分の目標や目指す働き方に合わせて資格を選ぶことで、効率的にキャリアアップを目指せます。
- Q.介護の仕事は無資格でもできますか?
A.無資格でも働ける介護事業所はあります。ただし、資格を取得することで知識や技術が身につき、就職・転職時にも有利になります。
- Q.未経験者におすすめの介護資格は?
A.介護職員初任者研修がおすすめです。介護の基礎知識や介助方法を学べるため、介護業界への第一歩として多くの方が受講しています。
- Q.キャリアアップを目指すならどの資格がおすすめですか?
A.介護福祉士やケアマネジャーがおすすめです。専門性を高められるだけでなく、収入アップや管理職へのステップアップも期待できます。
介護資格の取得を目指すなら未来ケアカレッジへ
どの資格を取得するか決まったら、次は自分に合ったスクール選びが大切です。
目標や将来の働き方に合わせて、効率よく学べる講座を選ぶことが資格取得への近道です。
未来ケアカレッジでは、未経験から介護業界を目指す方はもちろん、スキルアップやキャリアアップを目指す方まで、目的に合わせて選べるさまざまな講座をご用意しています。
開講講座の一覧
| 介護職員初任者研修 | 強度行動障害支援者養成研修 |
| 実務者研修 | 福祉用具専門相談員指定講習 |
| 同行援護従業者養成研修 | ケアマネジャー試験対策講座 |
| 行動援護従業者養成研修 | 介護福祉士試験対策講座 |
経験豊富な講師による丁寧な指導と、通学・WEB講座などライフスタイルに合わせて選べる講座もあり、資格取得からキャリアアップまでしっかりサポートします。
「介護業界に挑戦したい」「働きながら資格を取得したい」「将来は国家資格や専門資格を目指したい」という方は、まずは資料請求で講座内容や受講スケジュールをご確認ください。
まとめ
介護資格には、未経験・無資格から取得できる入門資格から、国家資格、専門資格までさまざまな種類があります。
まずは介護職員初任者研修からスタートし、実務者研修、介護福祉士、ケアマネジャーへとステップアップしていくのが一般的なキャリアパスです。
また、障害福祉分野や福祉用具分野など、自分の興味や目指すキャリアに合わせて専門資格を取得することで、活躍の幅を広げることもできます。
介護業界は今後も高い需要が見込まれるため、資格取得は就職・転職・キャリアアップに大きく役立ちます。自分に合った資格を選び、理想のキャリアを実現していきましょう。
出典・参考
- 厚生労働省「介護人材の確保・育成について 」
- 厚生労働省「社会福祉士の概要について」
- 厚生労働省「精神保健福祉士について」
- 厚生労働省「福祉用具専門相談員」
- 厚生労働省「福祉用具・住宅改修」
- 厚生労働省「障害福祉サービス等について」
- 厚生労働省「社会福祉士のあり方について」
- 厚生労働省「精神保健福祉士資格取得後の継続教育や人材育成の在り方について(概要)」