初任者研修
2022.12.21

初任者研修を取得するとできること|初任者研修を取るメリットはある?

初任者研修を取得するとできること|初任者研修を取るメリットはある?

目次

「初任者研修を取得すると、どんな仕事ができるようになるの?」「初任者研修って取らなきゃだめなの?」とお悩みの方も多いでしょう。

初任者研修を取得すると、訪問介護のヘルパーや介護施設の夜勤業務、介護タクシーのドライバーができるようになります。

また、介護の基礎が習得できるので、就職も有利になり、将来のキャリアアップにもつながるでしょう。

今回は『初任者研修を取得するとできること』『初任者研修を取得していなくてもできること』『初任者研修を取得するメリット』について解説していきます。

この記事を読めば、初任者研修を取得すべき理由がわかります。

初任者研修とは?どんな資格?

初任者研修は、正式名称を『介護職員初任者研修』といい、介護職員としての基礎知識や基本的な技術を習得するための資格です。

初任者研修は旧ホームヘルパー2級相当の資格ですが、訪問介護にとどまらず幅広い業務に対応できる内容を学習します。

介護職員としての入門的な資格で、これから介護の仕事をする方に最適です。

初任者研修の学習内容

初任者研修では、次のようなカリキュラムを学習します。

  • ・職務の理解:6時間
  • ・介護における尊厳の保持・自立支援:9時間
  • ・介護の基本:6時間
  • ・介護・福祉サービスの理解と医療の連携:9時間
  • ・介護におけるコミュニケーション技術:6時間
  • ・老化の理解:6時間
  • ・認知症の理解:6時間
  • ・障害の理解:3時間
  • ・こころとからだのしくみと生活支援技術:75時間
  • ・振り返り:4時間

 

上記のカリキュラムにより、介護職員としての基本的な考え方から、食事・入浴・排泄の介助といった生活支援技術まで習得します。

(参考:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について」)

初任者研修を取得するとできること

初任者研修を取得すると、次の3つの業務ができるようになります。

  • ・訪問介護のヘルパー
  • ・身体介護や夜勤業務
  • ・介護タクシーのドライバー


ひとつずつ解説していきます。

訪問介護のヘルパー

初任者研修を取得すると、訪問介護事業所でヘルパーとして働けます。

訪問介護の事業所にてヘルパーとして働くためには、下記のいずれかの資格が必要です。

  • ・介護職員初任者研修
  • ・介護福祉士実務者研修
  • ・生活援助従事者研修
  • ・ホームヘルパー1級
  • ・ホームヘルパー2級
  • ・介護福祉士
  • ・看護師
  • ・准看護師

 

訪問介護では、単独で利用者の自宅に訪問し、さまざまな業務を一人でこなします。

一人で対応を考え、的確に業務遂行するためには、基礎的な知識や技術は必要不可欠です。

身体介護や夜勤業務

初任者研修を取得すると、介護施設で身体介護や夜勤業務ができるようになります。

介護施設によっては、無資格だと夜勤ができなかったり、身体介護の範囲が制限されたりといったケースもあります。

無資格だと業務が制限されるのは、安全な介護に必要な技術や知識の基礎を学んでいないからです。

また、夜勤は1人で対応する施設もあるため、単独でも安全な介助ができ、適切に業務をこなすスキルが必須です。

介護タクシーのドライバー

初任者研修と普通自動車二種免許を取得すれば、介護タクシーのドライバーとしても働けます。

介護タクシーは『訪問介護サービス』になるため、介護の資格が必須です。

送迎業務だけでなく、必要に応じて移乗や更衣などの介助もします。

一人で介助するシーンも多いため、介護の基礎知識を習得している必要があります。

初任者研修を取得していなくてもできること

初任者研修を取得していなくてもできること

初任者研修が不要な業務には、次の3つがあります。

  • ・送迎
  • ・生活援助
  • ・事務職


ひとつずつ解説していきます。

送迎

初任者研修がなくても、デイサービスやショートステイなどで送迎サービスのドライバーとして勤務できます。

しかし、要介護認定を受けた利用者を送迎するため、移動の介助や急変の対応が必要になるケースがないとは言い切れません。

事業所によっては、これらの対応ができる有資格者を募集している場合もあるため、無資格でも応募できるかの確認は必要です。

生活援助

無資格でも生活援助を担う形で訪問以外の介護施設に勤務可能です。

生活援助は、例えば以下のような業務が該当します。

  • ・食事やお茶の準備
  • ・掃除や洗濯
  • ・リネン交換
  • ・見守り
  • ・コミュニケーション


また、他職員のサポートがあれば、初任者研修を持っていなくても身体介護が許可される施設もあります。

まずは無資格で就職して、仕事をしながら初任者研修を取るという選択肢もあるでしょう。

事務職

初任者研修を持っていなくても、介護施設や訪問介護事業所などで事務職として勤務が可能です。

介護事業所の事務職では、次のような業務を担当します。

  • ・介護報酬の請求(レセプト)
  • ・請求書の作成
  • ・介護職のサポート
  • ・窓口対応
  • ・給与計算
  • ・経理管理

初任者研修を取得するメリット

初任者研修を取得すると、仕事や業務の幅が広がるだけでなく、次のようなメリットがあります。

  • ・介護技術や知識の基礎が学べる
  • ・就職で有利になる
  • ・キャリアアップにつながる


ひとつずつ解説していきます。

介護技術や知識の基礎が学べる

無資格でも実際の業務を通して、ある程度の知識や技術は習得できます。

しかし、初任者研修で学習しないと身につかない知識や技術があります。

介護の基本理念でもある『ノーマライゼーション』が良い例でしょう。

このような知識がなくても介護の仕事はできますが、知っているのと知らないのでは対応に大きな差が生じます。

現場では実践的な知識は身につきますが、重要な基礎知識まで身につけるのは難しいです。

【初任者研修の試験問題にもよく出る】ノーマライゼーションとは

ノーマライゼーションとは、1950年代にデンマークのバンク・ミケルセンが提唱した福祉の基本理念です。

1960年代にスウェーデンのベンクト・ニィリエが『ノーマライゼーションの原理』を発表したことで世界に広まりました。

障害の有無や年齢に関係なく、誰もが平等に生活できる社会にしようという考え方で、介護の仕事をするなら必ず知っておきたい理念です。

初任者研修の修了試験でもよく出題されるので、ぜひ覚えておきましょう。

就職で有利になる

初任者研修を取得すると仕事の幅が広がり、就職でも有利になります。

特に訪問介護の仕事をしたいなら、初任者研修は必要です。

初任者研修は、介護の基本的な知識と技術を身につけている証明にもなります。

無資格よりも初任者研修を取得していたほうが、確実に採用されやすくなるでしょう。

キャリアアップにつながる

初任者研修はキャリアアップの入り口です。

初任者研修を取得したあとは、実務者研修を取得し、介護福祉士を目指す方が多いです。

介護福祉士取得後には、ケアマネジャーを目指す方もいます。

専門性の高い資格になるほど学ぶ内容が高度になりますが、スタート地点はみんな同じです。

初任者研修を取得してキャリアアップの第一歩を踏み出しましょう。

初任者研修を取得してスキルアップ!できることを増やしましょう!

初任者研修を取得してスキルアップ

では、最後に今回のまとめです。

介護の基礎基本を習得できる初任者研修を取ると、次の仕事ができるようになります。

  • ・訪問介護のヘルパー
  • ・身体介護や夜勤業務
  • ・介護タクシーのドライバー


初任者研修を取るメリットは、次の3つが挙げられます。

  • ・介護技術や知識の基礎が学べる
  • ・就職で有利になる
  • ・キャリアアップにつながる


初任者研修を取得すると、無資格よりも仕事の幅が広がります。

また、将来は介護福祉士やケアマネジャーなどを目指している方も、初任者研修がキャリアアップの入り口になります。

何事も基礎基本は大切ですので「介護の仕事で頑張りたい!」という方は、ぜひ初任者研修を取得しましょう。

未来ケアカレッジでは、充実したサポート体制で初任者研修の受講を応援します。

初任者研修の詳細は介護職員初任者研修のページをご覧ください。

初任者研修の受講を検討中なら、まずは無料の資料請求から始めましょう!

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