ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)とは?向いている人の特徴も解説

ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)とは?向いている人の特徴も解説

目次

「ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)は、どのような資格なのかな?」「カリキュラムや必要な費用を知りたい」とお悩みの方も多いでしょう。

ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)とは、主に車いすを利用する障がいのある方が、安全に移動できるようサポートするための資格です。

今回は資格の内容やカリキュラム、費用、向いている方の特徴などを詳しく解説します。

この記事を読むと、ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)の内容がわかり、ガイドヘルパーの資格取得が目指せます。

ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)とは?

ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)とは、四肢の麻痺や筋力低下などが原因で、外出するときに介助が必要な方をサポートするための資格です。

市町村地域支援事業に含まれる移動支援事業で働くときに必要ですが、他にも入所施設や通所施設といった障がい者施設・事業所で重宝されるでしょう。

主なカリキュラムと取得に必要な費用は次の通りです。

ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)のカリキュラム

資格を取得するためには2〜3日ほど、所定のカリキュラムを受講する必要があります。

都道府県や都道府県が指定するスクールなどで開催しており、基本的に誰でも受講可能です。

講義の他に演習もありますが、筆記試験や実技試験は課されないため、真面目に受講していれば比較的簡単に取得できるでしょう。

また介護職員初任者研修・実務者研修・介護福祉士といった資格を持っている方は、一部の講義や演習が免除されたり、資格保有者向けのカリキュラムを受講できたりします。

仕事をする市町村で資格を取得する必要があるため、要件やカリキュラムは市町村によって異なります。

ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)の資格取得にかかる費用

資格取得にかかる費用は、地域やスクールによって異なります。

また一部の講義や演習が免除される場合は、すべてを受講する場合と比べて費用が安く設定されているのが一般的です。

以下の費用をひとつの目安にするとよいでしょう。

  • ・講義や演習の免除なし:3万5,000円~4万5,000円
  • ・講義や演習の免除あり:2万円~3万円

 

スクールのサポート面も考慮して、あなたに合った受講先を検討しましょう。

ガイドヘルパーとは?種類は3つ

ガイドヘルパーとは、障がいなどが原因で屋外における移動が難しい方をサポートする職業のことです。

移動介護従事者と呼ばれる場合もあります。

一人ひとりの障がい特性を正しく理解したうえで、通学・通院・散歩・買い物といった外出先に付き添い、必要なサポートをするのがガイドヘルパーの役割です。

2017年10月時点では、約2.8万人がガイドヘルパーに従事しています。

今後も障がいのある高齢者が増えるため、需要が高い職業といえるでしょう。

ガイドヘルパーには主に、次の3種類があります。

参考:独立行政法人福祉医療機構『WAM NET

全身性障害者移動介護従業者

まずはこれまでに解説してきた、全身性障害者移動介護従事者です。

さまざまな疾患や障がいが原因で、日常生活において車いすが必要な方をサポートします。

車いすを使って一人で外出するのは、健常者がイメージする以上に大変です。

段差が多くてうまく移動できなかったり、狭い道に入れなかったりと、不便さや不自由さを感じる場面がたくさんあります。

障がいについての知識を得た上で、特に車いすを使う方が安全に移動できるよう支えます。

同行援護従業者

同行援護従事者は、視覚障がいのある方の外出をサポートします。

人間は視覚からの情報が全体の8割を占めるといわれており、視覚に障がいがある方にとって、外出はどれほど大変なのかが想像できるでしょう。

移動における外の情報を言葉で伝えたり、ドアの開け閉めをしたりと、それぞれが安心して外出できるように支援するのが大きな役割です。

知的・精神移動介護事業者

知的・精神障がいを持つ方々を対象に移動介護サービスを提供するのが、知的・精神移動介護事業者です。

具体的には、自宅から施設・病院への送迎や日常生活のサポートを行い、利用者の自立支援を図ります。

近年、自治体ではより幅広くサポートできる行動援護サービスに置き換える取り組みが進んでいます。

個々のニーズや問題に合わせたサービスを提供し、より効果的な支援を可能にすることが目的です。

ガイドヘルパーと同行援護の違い

「ガイドヘルパーと同行援護は異なるもの」と思っている方も少なくないでしょう。

しかし、先で解説したように同行援護はガイドヘルパーの中のひとつです。

ガイドヘルパーの中に、全身性障害者移動介護従事者・同行援護従事者・行動援護従事者の3種類があると考えれば、わかりやすくなるでしょう。

全身性障害者移動介護従事者に向いている人の特徴

全身性障害者移動介護従事者に向いている人の特徴

全身性障害者移動介護従事者には、どのような方が向いているのでしょうか?

仕事に向いている方の主な特徴を、全部で3つ紹介します。

コミュニケーションが得意

全身性障害者移動介護従事者は、他者に関心を持ち、コミュニケーションが得意な方に向いています。

サポートする相手の障がいの内容や程度によって異なりますが、中には自分の気持ちや考えをうまく表現できない方がいます。

言語・非言語でのコミュニケーションを使い分けながら、相手の気持ちをくみ取っていくと、よりスムーズな外出をサポートできるようになるでしょう。

地理に詳しい

全身性障害者移動介護従事者は外出に同行するため、外出先の地理に詳しい方が向いているといえるでしょう。

方向感覚がなかったり、いつも外で迷ってしまったりすると、障がいのある方の不安につながります。

また道に迷っていると、貴重な外出の時間が無駄になってしまいます。

たとえ地理に詳しくなかったとしても、事前に行先までのルートや交通機関の情報を調べたり、迷ったときに正しく地図を読めたりすれば問題ありません。

臨機応変に対応できる

その時々の状況によって臨機応変な対応ができる方も、全身性障害者移動介護従事者に向いています。

どれだけ事前準備を万全にしていても、外出中にイレギュラーなアクシデントが起こる可能性はゼロではありません。

たとえば、次のような状況が起こるかもしれません。

  • ・利用予定だった電車が人身事故で止まってしまった
  • ・障がいのある方がパニックを起こした
  • ・外出先で障がいのある方が体調を崩した

 

アクシデントが起きたときにガイドヘルパーが混乱したり、適切な対応ができなかったりすると、障がいのある方の不安はますます大きくなってしまいます。

基本的に1名で対応するケースが多いため、何か起きたときは自分でどうするべきかを判断しなければいけません。

その場の状況に合わせた、柔軟な対応が求められます。

ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)を修了して移動介助のプロフェッショナルとして活躍しましょう!

ガイドヘルパー養成講座を修了して移動介助のプロフェッショナルとして活躍

ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)は、車いすなどを使っている障がいのある方の外出をサポートするための資格・カリキュラムです。

内容は都道府県やスクールによって異なるものの、2〜3日間ほどの講義と演習を通じて、仕事をするうえで必要な知識・スキルをひと通り身につけられます。

未来ケアカレッジでも『ガイドヘルパー養成講座(全身性障害課程)』を開講して、全身性障害者移動介護従事者になりたい方の資格取得をサポートをしています。

移動介助のプロフェッショナルとして活躍したいなら、まずは無料の資料請求から始めましょう!

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